結婚して失ったもの。母親でも妻でもない、自分に戻る時間

結婚3年目、子供1才半の時に
夫のモラハラとDVに耐えられず
昼逃げ→警察→別居

現在、離婚調停8ヶ月目の
アラフォー『ワタシ』のブログです。

今日は、友人の結婚式のため東京に向かっています。
仕事以外で、東京に行くのは久しぶりでワクワク!

ママ業を離れて久しぶりにドレスアップ!
ヘアセットしてもらって丁寧にメイクして

ママの肩書から解放される時間がもてる
いまの環境がとても幸せ。
それもこれも別居を決意できたからこそ。
モラ夫といたら、早く帰らなきゃ、、
ご飯の支度していかなきゃ、、と
こんなゆっくり支度することは出来なかったと思います。
(というか、結婚式に行くことさえ許してもらえなかったかも。)

結婚生活して失ったもの

○○さんの奥さん

結婚してからずっとモヤモヤしていたものがありました。

苗字が変わり
肩書が『○○さんの妻』になり

最初は新鮮で楽しかったけれど
夫の名字で呼ばれるたび
○○さんの奥さんと言われるたび

ワタシの名前って『○○さんの奥さん』じゃないんだけどな~
と思っていました。

子どもが出来ると
『○○ちゃんのママ』になり
ワタシの名前はどんどんなくなっていくような感覚がありました。

アイデンティティ

たかが呼び方、されど呼び方。

こんなことで躓くのはワタシだけかもしれないけど

呼び方にひっぱられるというか
『○○の奥さん』と呼ばれる場面では
奥さんとして振舞うわけで
『○○ちゃんのママ』と呼ばれる場面では
ママとして振舞うわけです。

そんなことを繰り返してる内に
『ワタシって誰だっけ?』
奥さんやママのキャラクターに
本来の自分を乗っ取られそうな錯覚がありました。

本当は、ハッキリ物を言うタイプだけど
夫の取引相手だから、、、
ママ友の場では協調性が大事だよね、、
という感じに、、

母親でも妻でもないワタシ

そして気付いたんです。

モヤモヤの正体は

新しい肩書に居場所を奪われて
行き場をなくしている
母親でも妻でもない自分でした。

母親の前に、○○の奥さんの前に
ワタシにはワタシのアイデンティティーがあります。

ワタシがここまで自分を見失ってしまったのは
結婚したとたん『妻らしさ』を求めてきた
モラ夫の影響も大きかったと思います。

意識して自分に戻る時間を

孤独を感じないために

この行き場をなくした自分が
子育て中に感じる孤独の、原因のひとつかなと思います。

子育て中は、ひとりの時間が欲しかった。
でも、実際、ひとりの時間ができて
美容室に行っても買い物に行っても
どこか満たされない気がしていました。

それは、毎日の中で
ママや妻という肩書にしばられて
自分を出せなくなっているからでした。
ひとりの時間が欲しかったんじゃない
ワタシという一人の人間を出せる場が欲しかったんだと思います。

そう気づいてから
少しずつ行動が変わり
意識して自分に戻れる場を探すようになりました。

『ワタシ』としていられること

モラ夫の前で『ワタシ』の意見を言うと
倍返しになって返ってきました。
そのうち、言い争うのも億劫になり
言いなりになる。
ハイ、支配関係の出来上がりー。
(料理みたいに言うな!笑)

モラ夫の求める
『妻らしさ』『嫁らしさ』
の中で生きていました。

別居した、今は
両親も周りの友人も
『ワタシ』として意見を求めてくれるし
それを尊重して相談に乗ってくれます。
本当にありがたいし、幸せです。

まとめ

夫がいて子供もいて、家も建てて
お金に困ってるわけでもない。

幸せなはずなのに
ずっと不幸でした。

どこか居場所がないような
常に居場所を探しているような
そんな孤独。

家族のために頑張ってしまう人ほど
自分を犠牲にしてしまうんだと思います。

そんな人こそ、意識して、なんでもいい
母親でも妻でもない時間を作って欲しいなと思います。